1: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 17:45:19.08
CUPO

物語の王道といえば、主人公が強い力を得て敵を倒す、というのが普通です。しかし中には力を持たずに戦っている・戦わざるを得ない主人公もいるわけで、今回はそんな主人公が登場するラノベを5作品選出。俺TUEEEに飽きた方は、逆に俺YOEEEを読んでみてはどうでしょう。

◆灰と幻想のグリムガル/十文字青(オーバーラップ文庫)
no title

あらすじ

おれたち、なんでこんなことやってるんだ…? ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。

人気上昇中の『灰と幻想のグリムガル』。主人公のハルヒロを筆頭としたパーティは、当初ゴブリン一匹を狩るのにも大変な苦労をし、己の弱さを痛感しています。異世界転生もの、というべき作品ですがチート要素はほぼありません。そして、ラノベですが平気で人が死にます。ダークな雰囲気を感じる面もありますが、異世界モノの中では一味も二味も違う面白さを味わえます。

ひと味違った俺TUEEEを味わえる! 主人公が最強で面白いラノベおすすめ5作品
http://cupo.cc/archives/134839






◆Re:ゼロから始める異世界生活/長月達平(MF文庫J)
no title

あらすじ

コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された高校生・菜月昴。これは流行りの異世界召喚か!?
しかし召喚者はおらず、物盗りに襲われ早々に訪れる命の危機。そんな彼を救ったのは、謎の銀髪美少女と猫精霊だった。恩を返す名目でスバルは少女の物探しに協力する。
だが、ようやくその手がかりが掴めた時、スバルと少女は何者かに襲撃され命を落とした……筈が、スバルは気づくと初めて異世界召喚された場所にいた。

主人公のスバルが異世界にやってきて手にした力は、「死に戻り」という死んでもやり直すことができる能力。特別な力はありません。弱くて何もできない中、 何度も何度も「死に戻り」を繰り返しながら挑んでいきます。1巻は、全体で見た時にプロローグの位置づけにあるといえるので、2巻3巻と一緒に読んでいく のをおすすめします。


◆戦闘城塞マスラヲ/林トモアキ(角川スニーカー文庫)

no title

あらすじ

無職で貧乏、宅配便の受取さえ緊張する対人恐怖症のヒデオ。ひきこもっていた彼は電子精霊のウィル子に焚きつけられ、究極の武闘大会「聖魔杯」に挑む。優 勝すれば世界が手に入るこの大会に武闘家、軍人などの格闘スペシャリストと、吸血鬼をはじめとする魔人あわせて3,024人が集結。人生の一発逆転を賭 け、ヒデオは風吹きすさぶ戦闘城塞に降り立つ。

一応『お・り・が・み』の続編にあたりますが、単体でも十分に楽しめる作品。引きこもりで脆弱な主人公の川村ヒデオですが、引きこもりがちだったおかげか 頭の回転が速く、機転の良さとハッタリでいくつもの壁を乗り越えていきます。全5巻と読みやすいのも魅力で、特に4巻ラスト~5巻ラストまではラノベ史上 でもかなりの面白さだと高評価。


2: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 17:45:33.73
◆Missing/甲田学人(電撃文庫)
no title

あらすじ

房総半島に位置する聖創学院大附属高校を舞台とし、文芸部に所属する高校2年生の男女5人と“神隠し”の少女をメインとして物語は展開する。ふとしたキッカケで次々に起こる怪現象や事件に学校は次第に蝕まれ、幾つもの“物語”が交錯して、そして段々と学校そのものが『異常』になっていく――。その中心に立つ“魔女”の“望み”とは何なのか?

物語は、感染する。そういった語り口で綴られていく、鬼才・甲田学人さんのデビュー作。決められた主人公というものはいませんが、基本的には登場人物の一人である近藤武巳の視点で話は進みます。武巳は超平凡な少年で、事件が起こっても何もできずにいた、ということがあります。民俗学やオカルトの話も多く盛り込まれているので、そちらに興味がある方はぜひ。


◆かみがみ~最も弱き反逆者~/真上犬太(サーガフォレスト)
no title

あらすじ

圧倒的弱者コボルトと廃れ神のコンビが、チートな勇者に戦いを挑む。異世界より転生された勇者により愛する者を奪われた最も弱き魔物のコボルトが天界で廃神と嘲われる女神、サリアーシェと共に復讐に挑む。これは、世界を救う勇者に復讐を望んだ一匹の魔物と、それに答えた女神の物語。

なろう発で新興レーベルの作品。最弱の魔物コボルトである主人公・シェートがチート勇者に挑むという、今までのテンプレとは逆を行く作品に仕上がっています。色々あってシェートも勇者となり、先を競って勇者・魔王を両方とも敵に回すことになるのですが、知恵を存分に振り絞って戦います。村を滅ぼした勇者と戦う場面はまさに卑怯の権化。

◆まとめ

俺YOEEEと言っても単に戦闘能力がないだけで、頭が良かったり運が良いという意味で俺TUEEEである作品はたくさんあります。最後まで徹頭徹尾弱いという形式だとカタルシスを出すのが難しいという声を聞きますので、何かしらアドバンテージをもたせる必要があるのかもしれませんね(o・ω・o)

*以上

4: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 17:54:38.15
「主人公は弱いけど、知力や機転で切り抜けていきます」みたいな作品も
結局、ご都合主義やガバガバ作戦に引っかかる敵のアホさに頼る割合が高くなっていく傾向がある

6: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 17:58:14.98
懐かしい
ミッシング途中まで読んでたわ

7: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:02:19.79
日帰りクエストは?

8: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:08:17.22
このすばは?

9: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:09:04.35
円環少女はバディものかもしれんが、主人公は弱い。というか敵が強すぎる

10: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:10:31.13
>◆Missing/甲田学人(電撃文庫)
おいこら。
Missingはほぼ全滅エンドじゃねーか!

11: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:11:32.09
前から思ってたけど

機転が利く、頭が良い
ハッタリが上手い、話術で切り抜ける
人望がある、リーダーシップで仲間を引っ張る

こういうのって十分に「力」であり
「強くて有能な主人公」だよな

12: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:15:28.27
>>11
軍師系なら知略ツエーというな。

のぶやぼはそういうの分かりやすくていい

14: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:17:08.60
>主人公のスバルが異世界にやってきて手にした力は、「死に戻り」という死んでもやり直すことができる能力。特別な力はありません。

なんかこれも思いっきり特別な力な気がするけど
何度も巻き戻ってやり直せるとか、未来人とか、前世の記憶とか、予知能力とか
そういう知識系も十分チーターだと思う

15: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:17:20.34
なんとかなるつうかそういう話にしてるんだろうw

16: 感想 投稿日:2016/02/20(土) 18:19:35.48
 
 喧嘩も弱く愚鈍で後ろ向き、何のとりえも無いチキンのヒキヲタニートが

 異世界に行った途端、孔明になってハーレムを築くのは何かがおかしい…








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